
更年期障害にはアロママッサージを活用することも有用です。マッサージによる物理的な刺激は血液やリンパの循環を改善します。これにより、冷え性の改善やむくみの解消が期待でき、体内の老廃物の排出も促進されます。
さらに植物の花や葉から抽出した精油の芳香成分であるアロマオイルの香りを体内に取り入れることで心身の状態を良くすることを目指します。香りは脳、特に感情や記憶を司る大脳辺縁系に作用するので、ストレスを軽減し、リラックス感が得られます。リラックスすることで副交感神経が優位になり、ストレスの軽減や心身の疲労回復に寄与します。
更年期障害に対しては、ゼラニウムなどのアロマを嗅ぐことで幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌されることが分かっています。ストレスや不安の軽減、血圧が低下し心拍数が落ち着き、自律神経が安定する効果があるので「幸せホルモン」と呼ばれています。さらにこのオキシトシンは、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをすること、そしてアロマの香りでエストロゲンそのものの濃度が有意に上昇することも分かっています。
このようにアロママッサージは、リラックス効果や血行促進、筋肉の緊張緩和など、心身に多くの良い影響を与える施術です。したがいまして更年期だけでなく、女性ホルモンが減少しがちな生理前やマタニティブルーにも効果が期待できます。
みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史