
前回は、一般的な更年期の症状についてご説明しました。
更年期治療には、
・生活習慣の改善
・漢方薬
・サプリ
・ホルモン補充療法(HRT)
などがありますが、プラセンタは漢方薬とHRTの間位の位置づけでしょうか。
「漢方では効果が今一つなんだけどホルモン治療には抵抗がある」などという方に良いでしょう。
プラセンタ注射には、更年期の不調に対してホルモンバランスや自律神経を整える作用などが認められています。
ただし、ヒト胎盤由来ですので、献血・輸血ができなくなるというデメリットがあります。
しかし、輸血してもらえないということではありません。「もらえるけど、あげられない」だけですが、
そもそも輸血出来るのは女性の場合一般に54才までですので、更年期のお年頃の方には大きな問題では無いかもしれません。
いずれにしましても現在までの長い治療の歴史の中で、もちろん重篤な副作用等は発症していませんが、
副作用なども含め十分にご説明させていただいてからの治療開始となりますのでご安心を。
次回はプラセンタ注射についてご説明します。
みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史