
当院にて更年期障害に対しての治療で、プラセンタ注射剤の「メルスモン」を採用することにしました。プラセンタとは胎盤のことです。胎盤は子宮の中にいる赤ちゃんに血液を通して栄養や酸素を送ることで胎児の成長を促し、やがては3kgの人間を作り出すという大変な使命を担っています。そのためプラセンタには豊富な栄養成分が含まれ、肌や体にさまざまな良い効果をもたらすと期待できるのです。
具体的には、細胞を作り上げるアミノ酸、核酸、ペプチドをはじめ、各種ビタミンやミネラル、酵素、細胞成長因子、サイトカインなどの「エイジングケア」をサポートする成分が豊富に含まれているため、更年期障害の症状を緩和することが期待されます。このプラセンタの様々な効果は古くから知られており、クレオパトラやマリーアントワネットなども使っていたとのこと。
メルスモンは注射剤です。保険適応(45才-59才)があり1回約500円です。プラセンタの効果を保つために、通常1日1回2mLを毎日または隔日に皮下注射しますが、1週間に1回で十分という方もいらっしゃいます。ご興味のある方は遠慮なくご相談ください。
みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史