あっという間に冬本番。体調を崩しがちですね。ご自愛ください。
今回からしばらくは、更年期について再び触れたいと思います。以前、更年期障害については大分お話したのですが、更年期そのものについてはもう少しお話したいことがありました。
まずは、「いつをもって『閉経』とするか?」ですが、「最後の生理があってから一年間生理が無ければ、その1年前を振り返って閉経」としています。この1年というのにあまり医学的な根拠は無いのですが、もし最後の生理から1年以上経って出血した場合は、自分で明らかに月経であると思っても、「もしかしたら月経ではなく不正出血かもしれないから子宮癌検診を受けなければ」思って頂きたいからです。

次に、閉経に至るまでの経過です。これは本当に人により様々で、いずれにしましても不順になるのですが、ざっくり月経周期が間延びする方、短くなる方、その両方のタイプに分かれるようです。月経周期が間延びする方は、量も少なくなることが多いですが、中には例えば3カ月来ないと3カ月分来て大量出血を来す方がいます。また月経周期が短くなる方も、1回の量は少なくても1カ月に何回も来れば大変な貧血になってしまいます。あくまでも程度問題です。心配な時は受診下さい。突然月経が来なくなるという方も1割程度ですがいらっしゃいます。
この閉経を中心として、前後の5年間を併せた10年間を「更年期」といいます。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。これら更年期に現れる様々な不都合については以前このコラムで述べましたのでご参照ください。
次回からは更年期以降ご注意いただきたいことと、40才未満で閉経に至る早発閉経についてお話しましょう。
みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史