診療時間
9:00 - 12:00
13:00 - 17:00
休診日:金・日・祝
0476-40-1203
院内の写真

Dr.コラム

インフルエンザワクチンはもう接種しましたか2?

一気に冬らしくなってきました。今回は妊娠中のインフルエンザ対策です。
結論から言いますと、予防にはうがい・手洗い・マスクですが、同時に大切なのがワクチンです。妊婦さんに対してもインフルエンザワクチンの予防接種が推奨されていますし、かかってしまっても治療薬が使えます。早めの対策をお願いします。

妊婦中は体力や免疫力が下がっているためウイルスに感染すると非妊娠時よりも重症化してしまうことがあります。この抵抗力が下がっていることに加え、さらに妊娠週数が進むにつれて徐々にお腹が大きくなるわけですが、この大きくなるお腹に肺が圧迫され肺が小さくなっています。この小さくなった肺にウイルス感染による炎症が加わりますと、肺に十分酸素が行き渡らなくなってしまい大変な息苦しさになってしまいます。息苦しいということは血中酸素濃度が下がるということで、赤ちゃんに供給される血液中にも十分な酸素が含まれなくなるということであり、胎児も苦しくなることは容易に想像できるかと思います。インフルエンザウイルスの胎児への直接の影響はほとんどないといっていいですが、このように肺炎の重症化による母体の呼吸困難がもたらす胎児への酸素供給不足、母体発熱による胎児環境の高温化等は影響が出る可能性があります。

こうした理由から、妊婦さんは感染予防を徹底すること、そしてもしインフルエンザにかかった場合はすぐに治療をすることが大切です。
また妊娠中にインフルエンザワクチンを接種することにより、生まれてくる赤ちゃんは生後6ヶ月までインフルエンザにかかる確率が下がることも分かっています。生後半年未満の乳児はインフルエンザワクチンを打つことができないので、妊娠中に予防接種を受けておくと生まれた赤ちゃんの健康を守ることにもつながります。
そして、もし妊婦さんがインフルエンザにかかった場合、妊娠していない患者さんと同様「タミフル」や「リレンザ」などの抗インフルエンザ薬が使用できます。先週述べましたが、抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に服用しなければ効果が発揮されないため、インフルエンザを疑う症状が現れたら早めに受診しましょう。

みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史