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Dr.コラム

更年期障害治療2(漢方薬)

更年期障害は、「年令に伴い女性ホルモンが減少していくというギャップについていけない」のが主な原因です。ですが、少なくなりながらも残っているホルモンを「血流を良くして回して届けてあげればいい」という考えです。血流が良くなれば、冷え、肩こり、めまい、のぼせなどが改善されることはもちろん、頭重、貧血、倦怠感、月経不順、月経困難などと幅広く応用出来るのが漢方薬です。

 

血流をよくする代表が当帰芍薬散。まずはこの当帰芍薬散から始めることが多いです。妊娠中も服用可能ですので安心ですね。
当帰芍薬散で効果が不十分な場合、加味逍遥散、桂枝茯苓丸も血流を良くする良いお薬です。

【加味逍遥散】やや体質虚弱な方、さらに不安やイライラなどがある方に効果が期待できます。
【桂枝茯苓丸】体格がしっかりされている方にはこちらが良いでしょう。

さらに寝つきが悪い、すぐ目が覚める方には抑肝散を、胃が痛い方には六君子湯をなどと、症状に合わせ他の漢方製剤を組み合わせたりします。と同時にプラセンタ、ホルモン補充、サプリ、アロマなど他の療法を併用するなどし、患者さんと一緒に効果のある方法を探すというオーダーメイドな解決を目指しています。なんでも遠慮なくご相談下さい。


みらいウィメンズ駅前クリニック
朝倉 禎史